スペインが統一王国になる前にバルセロナあたりを治めていたのがアラゴン王国。そのアラゴン王国の王宮として存在していた建物とその建物が囲んでいる広場のところを「王の広場(Placa del Rei)」という。
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全体が石でできているために、まるで砂漠地帯に建っている石と砂を固めたような建物と同じである。レコンキスタ前のアラブ世界の人間が統治していたときの名残が、そのまま統治していた王国に受け継いでいたのだろうか。だから、広場あたりのところにくると、まったく植物が無く、黒ずんだ石造りの建物ばかりなので、なんだか圧迫感があるのと、空気が重い感じがする。
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王の広場のところは、メルセ祭りの会場の一部になっているので、広場全体の様子は即席ステージのためによくわからなくなっているのだが、旧王宮の建物に入ると意外にパティオが綺麗なことに吃驚した。まるでどこかのリゾートの中庭のようであった。
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