2013/05/08

羽田の空港ラウンジ

せっかくスターアライアンスのゴールドメンバーになったのだから、利用しない手は無いと思って、羽田からの出発時に羽田のラウンジを使ってみることにした。羽田のラウンジは全日空が管理をしているところではあるが、事前の調査で「夜便を利用するひとがたくさん多くて、座る場所を探すのが大変」というのは聞いていたが、そんなにラウンジを利用するような人たちがいるんだろうか?というのは、当日、その場所に行くまで全く分からなかった。

羽田発の国際便は早朝か深夜便になるのが多くて、それに乗るために空港内で時間を潰そうとする人は多いのはわかる。多くの人はお土産屋を意味無くみたり、あとは待合室でボーっとするくらいだろうが、ラウンジ利用可能者だったらラウンジに要ることに鳴るのだろうが、このラウンジに今回来て見て、噂どおりにめちゃくちゃ混んでおり、最初はなにかのパーティでもやっているのか?とおもうくらいの大盛況だった。ほとんど椅子という椅子が全部使われており、そこで席を探すのがまずは大苦労。だいたいここにいる人たちは一体いつからラウンジに入り浸っているのだろうか?というのが気になる。元々ラウンジになにかしらの幻想をもっていて、ステータスがあるような上品なひとたちが集まっているものかと思っていたら、なんだか災害や戦争あとの難民生活キャンプみたいに煩いし、ひとがたくさんいるし、食べ物に集るように集まっているし、次から次と食べ物が運ばれてくるのは良いが、その都度「新しいのが来たぞー」と無言の号令が掛かって、それに群るハエのようにワーッと集まってくる光景が見えた。
さすがに、個人的にはもう夜の10時ごろだったこともあり、これから飛行機で移動するということも考えても、もう別に食べ物は要らないなーと思っていた。ところが周りをみると、提供しているからなのかもしれないが、うどんはすすっているわ、おにぎりをたくさんとっていく人はいるわ、から揚げや揚げ物なんかもガバーっと取っていくひともいれば、よくそれだけ今から食えるよねーと感心してしまうくらいである。
 
 
もちろん飲み物のコーナーのところは、待ち行列が出来ていて、それを見ただけでウンザリしたのは言うまでも無い。もうここはまるで昼間の食堂街の雑踏をそのまま空港に持ってきたという感じだ。

そういえば、羽田のスターアライアンス用のラウンジは2つある。ひとつは普通のラウンジで、もう1つはSuiteという名前のラウンジである。後者は、ファーストクラスの乗客専用のラウンジなので、一般ゴールドメンバーが利用することは不可能。だから金を出せばいくらでもセレブな感覚でラウンジにのんびりすることはできるのだが、自分も含めた貧乏マイラーみたいなのが無理やり修行みたいなものでゴールドメンバーになることで、ラウンジ利用の権利を受けて、それでラウンジでタダ飯やタダ飲みに集ろうという人が結構いることで、ラウンジの中が単なる汚い人間の縮図のように見えてしまってイヤになった。

たまたま隣りのテーブルに座ることになった、中年夫婦の会話があまりにもバカすぎて記憶に残っていたので記載したいと思うのだが、自分たちよりも後からこのラウンジにやってきて、たまたま自分たちの隣のテーブルに座ることになったまではいい。そのあと「なで、こんなに人が多いの?」から始まり、「Suiteに行きたかったー。なんでいけないのぉ?」と駄々っこのように言うようになった女のほうがあまりにもバカすぎた。男のほうは、ラウンジに連れてきて自慢でもしたかったのだろうが、その女の一言によって終始無言の状態になっていたことは痛い光景である。食べ物や飲み物については文句を言わないこと自体が不思議だったのだが、あまり良いものは日頃から食っていないのだろう。たぶん本当にセレブ的な生活をしているようなものだったら、ここに提供されているようなご飯メニュだったら、きっと「なんか貧乏くさくてイヤだ」と言っても可笑しくない。結構ガテン系のひとが喜びそうなご飯が結構あるからである。そして、あまり長居はしたくないと思ったのか、席を立つときに、旦那らしきひとから「食器は片付けないと」というセリフを言い終わるや否や「なんで、自分たちで片付けないといけないのぉ?もう信じられなーい」と言いはじめた。どこの田舎からやってきて、それでちょっと東京で生活しはじめたからといって、私は田舎出身じゃないわ、成功した人間なのよーと、意味無く高ビーになっているクソ女が結構いたりするのだが、それに本当に典型的に当てはまってしまうようなバカ女だった。確証したのは、その後、飛行機の乗ったときであり、「あたしはビジネスクラス以上の人間なのに、なぜこんなクソ貧乏人たちと同じ空気を吸っていなければいけないの?」というように聞えたから、てっきりビジネスクラスの乗客なのかなとおもっていたら、なんと自分たちの目の前の席だったことが発覚。同じエコノミーの客だったので、本当にバカ女だったことがわかった。ともだちのほうがこのバカ女が前に座っていることを発覚したのだが、自分のほうがそれに気づかなくて「さっきは、ラウンジでバカ女が居て面白かったねー、あははは」と話し始めた途端に、前に座った女がすっかり黙り込んでしまったみたいだった。きっと、早くこの機体から脱出してドッかに行きたいと思っていたことだろう。なぜなら、ラウンジで見て感じたことを、ずっと友達と一緒になって1秒毎の様子をおさらいのように話していたから、前に座っていると、どうしても耳に入ってくるわけで、それがその夫婦のバカっぷりを懇切丁寧に解説してあげていたからたぶんイライラしていたことだろうと思う。これを気に、誰が見ているのかわからないから、あまりバカみたいな態度を大勢の前でしないほうがいいとたぶんそのクソ女は思ったに違いない。あなたは単なる田舎から出てきて調子こいているクソ女であり、それ以上にはなれない資格です。

全日空のラウンジだからなのか、全日空に関するフライトで搭乗ゲートの搭乗開始になった場合にはアナウンスがあるのだが、それ以外のスターアライアンスの飛行機が出発間際の場合には、特にアナウンスが無い。これは単なるこのときに担当していた担当者のミスなのかはよくわからない。

いずれにしろ、ラウンジに対してここまで集るひとたちが集まっていること自体にビックリしたのだが、これで赤ちゃん連れのひともいたので、よくこんな騒がしいところにつれてくるもんだとおもった。これだったら、普通に搭乗口前で搭乗開始待ちにしていたほうが子供にとっては良い環境だと思うのだ。たぶん親のほうが無駄に空港で金を使いたくないという意味不明な貧乏性を発揮したためにラウンジを使ったのだろう。たぶん通常の感覚だったら、ラウンジに入るのはいいとして、中の混雑振りをみたら、こりゃダメだと判断して外に出て行くことになるのが普通だと思う。まぁ、そういう精神的な構造の大人なんだろうな。

自分たちはどうかというと、別に混雑していてもそれは仕方ないとして、本当に時間つぶしでしか利用するつもりが無かったし、ラウンジではネットが使えるのでそれで遊んでいようという感覚でしかなかったから、周りの環境はどう変化してることでも別に気にはならなかった。バカ女の存在以外は。

それはそうと、結構深夜便で移動する便は多いのだが、便によって利用する客層が結構違うこともわかった。ある便の出発間際になってくると、その便になるためにラウンジから移動するような人が出てくる。それを見れば、どの飛行機に乗る予定なのかというのはわかるのだが、シンガポール行きの飛行機に乗る人とと、その前に飛びだつバンコク行きの飛行機の乗る人では明らかに違う。バンコク行きのほうは、いかにも現地の夜の世界で遊びますというような人たちが男女問わずに乗り込んで行こうとしているのが分かった。特にゲイの方々が結構ラウンジに見られるのはよくわかった。皆さん、見た目がバレバレですよ。

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