2013/05/11

ヴァスコ・ダ・ガマ・ショッピングセンター(リスボン)

リスボンにも実は大型のショッピングセンタがいくつか存在する。それも車じゃないといけないというような日本の郊外型ショッピングセンタではなく、ちゃんと公共交通網も完備されている立派なものだ。その中でも今回訪問したのは、ヴァスコ・ダ・ガマ・ショッピングセンタ(Centro Vasco da Gama)である。

これは、もともとリスボンで行われた「リスボン万博」の跡地に作られた公園「リスボン万博公園(Parque das Nacoes)」の中に存在しているため、リスボン全体の古めかしい雰囲気とは全く異なり、ここだけいきなり近代化されている雰囲気が見えてきて、地下鉄駅を降りたあとに、全く違う街に来てしまったんじゃないのか?と錯覚に陥ってしまうくらいだ。

地下鉄赤線のオリエンテ駅(Oriente)から地上に出たらすぐに目の前にあるのがこのショッピングセンタ。駅も比較的に新しいつくりになっているのだが、ショッピングセンタも実は他のヨーロッパでは見られないつくりになっている。しかし、アジアを中心に旅行をしている人にとっては、特にこれといって珍しい光景じゃないだろう。なぜなら、つくりは、シンガポールにあるマリーナ・ベイ・サンズのショッピングエリアや、クアラルンプールのパビリオンのように、真ん中が吹き抜けになっているが、吹き抜けの両側が数階建ての店がズラーっと並んでいるため、端からセンタ全体を見ると、とても奥行きがあり店がたくさん存在しているように見える形が面白い。だから、マレーシアやシンガポール人がこのショッピングモールに来ても「ふ~ん、あたしの地元よりはたいしたことが無いわっ」と思うことだろう。
どこもそうだと思うが、高層のショッピングモールの場合は、上位階にあるフードコートのエリアは、どの階にも増して大混乱に大混雑。それだけフードコートには地元の人がわんさか集まっているということ。美味いか美味くないのか全然わからないのだが、平日昼間からでもめちゃくちゃ人が集まっているのはどこの国でも変わらないのだろうと思う。そしてどこの店も満員御礼。スペインでチェーン展開されているサンドイッチの店も存在していた。しかし、中華料理の店も結構実はこのモールのなかに存在していたのだが、なんだか不味そうな料理ばっかり。
 
4階建ての建物に店内はめちゃくちゃたくさん店があるので、それを全部見て廻るのは結構大変。買物好きな人たちにとっては、いろいろと目移りしてしまいそうなものばっかりであるが、いちおうジャンル分けされて店舗が設計されているのは嬉しい。目的を持ってこのショッピングモールにきても、店舗数が多いので、目的の店にいくにも結構時間がかかる。なにしろ、たぶんその手前で目移りしてしまって、余計なことを買うことになるだろうからだ。

この中には巨大スーパーマーケットのContinenteが存在する。ここのスーパーマーケットは、本当に大きい。生鮮食料品はもちろんだが、日用雑貨まで幅広く揃っているので、ここだけで用は足りてしまう。もちろん、専門店は他にもあるので、それはショッピングセンタにいけばいいのだろうが、ご飯の食材に困ったなーというのであれば、このスーパーに来るのもいいだろう。あまりにも大きすぎて、ここだけをゆっくり廻っているだけでもかなり時間が経過してしまうだろうなと思う。
 
ヴァスコ・ダ・ガマ・ショッピングセンター(Centro Vasco da Gama)
URL : http://www.centrovascodagama.pt/ 

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