リスボン滞在中におみやげ、もしくは、当地で消費するためにスーパーで買ったものを紹介したい。だいたいのものは当地で消費してしまったのだが、スーパーに行くと、いろいろなものが目に入ってしまうので、ついつい手が出てしまいそうになる。が、結構ヨーロッパに行った回数が増えてくると、これってどこか別の国でも見たよね?というような似たような製品に出くわしたりするので、そういう場合には買わないようにしている。別にポルトガル独特のものという感じがしないからだ。
まずは、ポルトガルに行ったのであれば、ポルトワインを買わないと話しにならないだろうと思って、スーパーに陳列していう安めのポルトワインを探してみた。ポルトワインは日本ではあまり馴染みの無いものだが、ヨーロッパではかなり消費されているワインの1つであり、イギリスがポルトガルと仲良くなったのは、このワインを大量に消費するために同盟を組んだという歴史的な背景もあるくらいだ。ポルトワインは名前の通りポルト周辺のワイナリーで作られたものであるが、味としては結構甘いほうである。
ポルトガルワインはその数と種類がめちゃくちゃたくさんあるために、何を買ったらいいのかわからないが、適当に手にとって買ってみた。今回買ったのは、フェレイラ社のポートルビー(Ferreira Port Ruby)である。赤ワインの常識の渋みをこれに期待していたら、きっと吐き出すんじゃないのだろうか。すごい甘い。まるで、カルピスのグレープ味に渋みを付けたくらいの味である。デザートワインとして利用されているかのごとくのワインであるため、この手の甘いワインが苦手のひとにとっては、ポルトワインはたぶん全体的に苦手だろうと思う。個人的には大好きなので、この手のワインは一度飲み始めると、アルコールには弱いくせにガブガブ飲んでしまいそうになるからダメだ。だいたいワインなので、そこそこアルコール度数は高い。このワインにしても、19.5度もあるから、結構キツイといえばキツイ。
リスボンの町を歩いていると、結構いろいろなリカーショップで売られている目立つものがある。それは地元では「ジンジャー(Ginja)」と呼ばれているリキュールである。修道院があるアルコバッサ周辺で作られたベリーの1種を使って作られるリキュールで、これこそ食前酒としてポルトガルでは結構一般的に飲まれている飲み物である。さくらんぼ系統の味がするため、この手の果実酒が嫌いな人はたぶん苦手だと思う。しかし、このリキュール、そのまま飲んでもいいし、ソーダで割ってもいいし、いろいろな飲み方をしてもいいだろう。
ポルトガル航空の機内でも機内サービスとして提供されていた一口ドリンクが、コンパル社のエッセンシャル(Compal Essential)というフルーツドリンクである。この100%フルーツが一口サイズなので、まるでヤクルトを飲んでいる感覚と同じだ。しかし、この一口サイズが本当にちょうどよく、もうちょっと飲みたいという思いが出てくるので、たぶんポルトガルでは色々なところでたくさん売られている飲み物の1つなんだろうと想像できる。残念ながらホテルでは見かけることは無かったのだが、スーパーにいくとたくさんの種類のエッセンシャルが売られているのを見つけることができるので、滞在中に全部試してみるのもいいかもしれない。このときは、マンゴー味を買ったのだが、すごい濃厚だった。
ポルトガルは乾燥した地中海性気候であるために、外を歩いていると結構喉がやられる。そのときには飴でも舐めながら歩きたいとおもったため、スーパーに入って買ってみた。だいたいパッケージを見ただけで、何味なのか全然分からないものばかりなので、似たような種類のものがあれば、それを2種買ってみるのがいいかもしれない。1種だけ買った場合、その飴がすごいまずかった場合、また買いなおさないといけないので面倒くさい。それにダブって買ったとしても大した金額じゃないので、こういうのは何個も買うのもいいだろうと思う。今回買ったのは、レブサードス・ペイトライス(Rebuçados Peitorais)というもの。咳き込んだひとがトレードマークになっているDr.Bayard社の代表的な製品である。パッケージの絵から考えると、のど飴の一種なのかなと思って買ってみたが、それほど喉がすっきりするミント系というわけじゃなく、刺激が少なく喉に優しい味のする飴だった。中身は200g分入っているので数としては結構あるし、美味い。ちょっと歩きながら舐めるには丁度いいと思われる。
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