2013/05/11
シェラトン・リスボン・ホテルのラウンジ
リスボンのシェラトンホテルに滞在中は、何回か使ったラウンジについて、言及しておきたい。前にも記載したが、このホテルのラウンジほど、シェラトンの名を汚すような内容だったことは記録しておくべきことだと思ったからである。
ここのラウンジは朝の7時から夜の11時まで。朝ごはんの時間は1階のロビー傍のところは6時半からなのに、開くのが遅い。そして、この開店時間帯以外にいくと、ラウンジにさえも入れなくなる。もちろん、ラウンジに入る際には、ラウンジに入れるためのキーをもっていなければならない。ただし、共連れで入ることもできるので、キーを忘れたという振りをして、キーを持っている人と一緒に入るというのもありだ。実際にその手を使ってラウンジを使おうとしている西洋人の姉ちゃんがいた。ラウンジを利用する理由はだた1つ。ラウンジ内にあるPCでネットにつなげたいということ。
備え付けのデスクトップPCは2台あるのだが、それは無料で使うことができる。1階ロビーにあるPCも利用はできるのだが、ネットにつなげる際には、あらかじめお金を払わないと利用ができない。しかしラウンジにあるPCではネット接続はなんにも気にしなくても良い。もちろん、持込のモバイルPCやスマホなんかは、Wi-FiのAPがこの部屋にも用意されているので、その持ち込み端末をネットに繋げることは可能である。このラウンジで唯一優れている点だと言って良い。
じゃ、他はどうなのかというと、これが酷い。
まずはいつでもラウンジは使えるのはいいとしても、用意されている摘み類やお菓子類が全くないに近い。もちろん、コーヒーなどの飲み物はコーヒーメーカーがあるのでいつでも飲める。しかしアルコールもそれほど多く置いていないので、実は案外厭きてくる。しかし、おやつの時間帯になると、少しの時間だけだが、なんとここでも一応エッグタルトを用意してくれる。が、しかし、お皿に用意されているエッグタルトの数がめちゃくちゃ少ない。10個も無いんじゃないのかと思うし、このお皿に載っているエッグタルトがなくなると、それ以上の補充は全くされないのである。要は「早いもの勝ち」でしか食べられないのだ。運良く何回か自分たちは食べられることが出来た。本場のタルトとはちょっと違った味なので、味比べとしてはとても面白いと思った。他のシェラトンだと、いつでも楽しみに出来るつまみやおやつがあるのだが、なぜここでは用意されていないのか?
調理しなければいけないものばかりが単純に用意するのが面倒くさいということなのかと思っていたのだが、ラウンジを利用したひとたちが使ったグラスの後片付けについては、ここのラウンジを担当している係員があんまり働いていないということも原因だと思う。結構よく教育されているホテルだったら、常にラウンジならラウンジの中の様子を確認して、常に新しい利用者が気持ちよく利用できる環境つくりを念頭に働くとおもうのだが、ここの従業員は、どうやら従業員同士のおしゃべりのほうが重要任務のようで、ラウンジの様子なんかどうでも良いと思っているみたいだった。だから、各テーブルには他人の飲み残しのグラスや利用したあとの皿があちこち残っているところを利用しなければならなかったのは不快極まりない。
朝ごはんについても、いちおうラウンジでは利用することができる。しかしながら、料理を置くスペースがほとんどないため、ここのエリアでご飯がどの程度満腹になるまで食べられるかというと、かなりの疑問である。ましてや、夕食時間帯になった場合のラウンジは、ここで夕御飯の代わりにしようなんていうことを考えていたら、餓死してしまうだけだ。ここでは調理されたものなんかほとんど提供されない。ビスケットを数枚食べるだけで夕御飯の代わりをするんだったらそれで満足できるだろうが、普通の人には無理。飲むためのスペースであるということを前提に夕御飯時間帯には思ったほうがいいだろう。
夕暮れや昼間でも良いのだが、ラウンジがある階は上の階なので景色が良い。これだけがこのラウンジで自慢できるところだろうと思う。
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