バウチャーを買ったあとは、そのまま観光案内所の前で待ってろという支持。対応してくれた人がどこかにごにょごにょ電話をかけたあと3分後にタクシーのおっさんが登場。見た目はいかにも怪しいおっさんだったのだが、向こうから「シェラトン?」と聞いてきたので、客待ちしていたタクシーのおっさんではなく、係員から連絡を受けたおじさんであることが判明したから、そのままおっさんに付いていく。目の前の道路から出発するのかとおもっていたら、1つ上の階に上がったところに停めてある車で移動だった。タクシーはベンツ。ヨーロッパではベンツのタクシーは結構一般的なのだが、ポルトガルも例外なくベンツが多いのか?とこのときに思う。が、このタクシー、上に「TAXI」というライトをつけていないタクシーで、見た目は白タクに見える。が、正規の空港出入りタクシーである。ベンツタクシーなのでトランク2つは楽勝で入るし、後部座席も足元が結構楽チンで座れるものだ。ベンツ最高。もちろんホテル到着後も追加金額は無く、そのままタクシーのおじさんとはバイバイだ。
ところが、帰国時は事前にタクシーを予約しているわけじゃなく、ホテルに横付けしているタクシーで空港まで移動する。毎日ホテルからどこかに出かけるときに、ホテルに横付けしているタクシーの列を見ていたので、このひとたちもいつお客さんを捕まえられるかわからないから大変だねーと思いながら見ていたひとのなかの1人を捕まえることになったわけだ。ホテルと空港の間は車で15分以内に到着できる範囲。実はそれだけリスボンの空港とホテルは近いところにあるのだが、実際に値段で見ると、トランク利用だと1.6ユーロプラスされるのだが、それを入れても、全部で9.90ユーロだった。つまり行きに使ったバウチャーだと、往復以上の距離を乗れる料金を払っていたのである。それを後から知ったから、空港のタクシーバウチャーを使うんじゃなかったと思うことになるのだが、それは後の祭り。あんまりビクビクしてタクシーを恐れるのではなく、1つの足としてタクシーを使うという堂々とした態度をしていればぼられてもたいしたことは無いはずだ。
そんなタクシーに関する見えない攻防でヘトヘトになるのはイヤだという人にとっては、便利な方法がある。空港であるポルテラ空港からは、地下鉄が直結しているので、これを使えば市内まで地下鉄で移動することもできるのである。これを記載しているときはまだ終点が空港までだが、将来はずいぶん西側の方まで延長建設をしている最中の赤線(Linha Vermelha)が国鉄駅のオリエンテ駅を通り、サン・セバスチャン駅(São Sebastião)までいける。サン・セバスチャンからは青線(Linha Azul)に乗り換えることもできるし、赤線の途中駅からは途中に緑線(Linha Verde)、黄色線(Linha Amarela)にも乗り換えることができるので、地下鉄の駅に近いところに宿泊地を決めている人は結構便利だと思われる。それになんといっても、ほとんど片道1.4ユーロでいけるという激安さだ。
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