リスボン市内から近い街で、世界遺産の観光地になっているところが、シントラである。最後のポルトガル国王が住居として使っていた王宮があるところであるため、このシントラに行こうとする観光客は結構実は多い。だから、ジェロニモス修道院にいくときの電車ではどこに降りたらいいのかわからないというときよりも簡単。電車に乗っていけば、終点まで乗ればシントラに到着する。寝ていればそのまま到着っていうのが一番便利だ。
シントラにいく電車は、ロシオ駅から乗っていけばいい。電車では約40分。それも1時間に3本くらいは電車があるので、全く迷うこともないし、行く時間帯を考えて観光しなければいけないということもない、お手軽な旅先だ。切符も普通に買って乗ることはできるのは当然だが、リスボン市内の公共機関に乗るときに使う Viva Viagem でもリスボンカードでも実は乗ることが出来る。なにしろ、この路線の駅はすべて自動改札形式になっているので、SUICAみたいな使い方ができるカードを持っていればなんの問題もない。そして何と言っても、連結車両数が走行距離の割には意外と長いため、ほとんど座れてシントラを往復することが出来る。もちろん、観光シーズンになると、電車はもっと激混みになるんだろうと思うのだが、それは夏の観光シーズンのときだけ心配すれば良いのだろうと思う。
シントラ駅に到着したら、王宮まではほぼ1本道であるため、散歩も兼ねて歩いていくのがいいだろうと思う。シントラ駅目の前から実は循環バスが発車しているので、それを利用するのもいいだろうが、バス運行の頻度があまり多いわけじゃないように見受けられた。従って高台の上を歩いているように感じる道路沿いを歩いていくのがいい。どうせ歩いたとしても15分程度で王宮の場所前行くことが可能なのだ。
王宮を見たあと、ムーアの砦に行く道は、最初は平気だと思われても、跡になればなるほど急な斜面になっていくので非常に疲れる。歩きに本当に自信がない人はこの坂道を上ることが困難だと思うので、王宮の傍にあるバス停から循環バスに乗るのがいいだろう。これだとムーアの砦の正式な入口前行くことができる。徒歩で行く場合には、ハイキングも兼ねた裏道からの砦めざしになるため、トレッキングが好きな人だけがこの道を選べばいい。坂道に登る前に、どこかで長い棒でも手に入れていたほうがいいくらいの急な坂道だ。
ムーアの砦から次のペーナ宮殿はそんなに遠いわけじゃないので、歩いても全然いける。
最後にペーナ宮殿から駅に戻るには、歩いて駅まで戻るときにはすごーく時間がかかるのは当然だとおもっているし、歩きつかれてヘトヘトだったということが一番の原因だと思うが、バスで帰ることしか考えられなかった。ペーナ宮殿までくると、駅から結構離れているために、同じようにバスで帰ろうと思っている人が金魚の糞のように長い列を作ってバスを待っているのが見えた。この列を見ただけで、いつになったらバスに乗れるんだろうということだけが頭に浮かんだ。だいたい日暮れになってくると涼しくなる。むしろ寒い。そして寒いとだんだんトイレに行きたくなってくる。だが、トイレに行こうにもトイレがバス停には存在しない。結局自分たちがバスに乗れたのは、満員すぎて乗れないからと、次のバス、次のバスと3回くらいパスしたあとにきたバスだった。1人2.75ユーロでペーナ宮殿から駅までのバスの運賃だが、他の人はシントラ駅からバスに何度か乗ってきて、帰りも宮殿から駅まで乗ろうと思っている人たちばっかりなのだろう。既に前売り切符を持っている人ばっかりなので、バスに乗り込むときにお金を払うひとがほとんど居なかったというのがおもしろい。前売り券を持っていない場合でもバスの運転手から直接帰るのでなんの問題もない。
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