トカルチチェヴァ通りからイェラチッチ広場に戻ったところ、後ろを振り向いたら、高台の上に真っ赤なパラソルの集団があることを発見した。なんだろうなーとおもい、そのパラソルがたくさん並んでいる方向に行こうとすると、イェラチッチ広場から見ると、階段状になった上にある別の広場にあたる。その階段を登ったところに行ってみると、これがまた屋外の巨大な市場が出現したのである。
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名前はドラツ市場(Dolac)といい、通称「青空市場」と呼ばれるところである。
果物や野菜はもちろんこと、ハムやチーズのような加工品も売られているし、誰がそんなものを買うんだろうというような雑貨みたいなものも売られている。まるで、お祭り騒ぎのような陳列群である。ただし、魚や肉の生鮮食料品は屋外で売られているのではなく、隣接している屋内のところで売られている。こちらも是非中に入って、日本の市場と同じくらい威勢の良い掛け声で客引きをしているところを観て欲しい。豚なか上からつるされていて、豪快に裁かれている。
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屋外のほうは、その広さもすごいが、どこに何があるのか全く無秩序になっているので、ここは野菜ゾーンとか分けられていないので、どこをどうのように歩き回っても楽しいともう。現実、地元の人たちは物買いのためにこの市場に普通に買い物に来ていたりするのだが、それと同じくらいの数の観光客がいたりする。彼ら観光客、まぁ、これは自分たちも含めるのだが、売り子と買っている人たちのやりとりを横目で見たり、陳列されている品物がどういうものがあるのか、ザグレブの食事情を食材から勝手に想像したり、売っている人たちの様子をカメラに撮っていたりする。撮られている側も、慣れっこのようなので、ムッとしたりすることも、「何撮っているんだよ」というような文句を言ったりすることはない。
日本の市場なんかもそうだが、「味見していく?」というようなノリで試食をさせてくれたりするところもある。果物のようなものだったり、お菓子のようなものだったり、それは店によっていろいろだ。そういうつまみ食いばかりをしてウロウロするというのも楽しい旅の醍醐味の1つなのではないだろうか?
この青空市場は、朝の7時ごろから夕方4時ごろまで毎日開業している。幸い滞在中は飴に降られることは無かったのだが、雨が降ったらどうなるんだろう?たぶん休業なのだろう。とにかく天気がいいときに、ザグレブの中で一番人が集まっている場所のひとつであることだろう。
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