2011/05/21

ロトルシュチェク塔(ザグレブ)

ケーブルカーで丘の上に行くときには、是非正午のイベントにあわせて行くことをお勧めする。できれば、ザグレブには2泊することにして、正午のイベントは2回みていただきたい。そのイベントというのが、ケーブルカーの山頂駅の目の前にある建物「ロトルシュチャク塔(Kula Lotrščak)から毎日行われている大砲による時報だ。すごい爆音を立てて打ち鳴らされるのだが、その大砲というのが塔の一番上のエリアから町の中心地であるイェリチッチ広場の方向に向かって打っているものである。なぜこの大砲を鳴らすイベントを2回見て欲しいかというと、1回目は大砲が打たれる塔の上のほうに登って、大砲が打たれる瞬間を目の前にしてみるのが良いだろう。尺玉の花火を花火会場の河川敷でみるときに感じる、腹の底からずどーんと響くものより更にすごいものを感じることがここではできるだろう。もう1回目は地上に降りて、塔から発せられると爆音とその煙を見ることをお勧めしたい。

地上からの様子だと、音の響き方がたいしたこと無いなとおもうが、それでもやっぱり近くで大砲の音を聞いているので、なにもしらないで聞いていると、かなりびっくりするとおもう。その後に塔に登って、正午の大砲の音を聞いたらいいと思う。でも、本当にそばで大砲の音を聞くので、耳栓を持っていくか、両手で両耳を押さえておかないと、鼓膜が破れるかもしれない。またはしばらく耳がキーンとなって何も聞こえない状態になるかもしれない。なお、塔の上からの景色はとても最高。ザグレブの町が一望できるので、是非高所恐怖症じゃないひとは外に出て周りを見て欲しいと思う。
毎日12時にはきっちり大砲の爆音がなるのは、香港のヌーンデイガン(Noon Day Gun)と全く同じ。ただし、Noon Day Gun とは異なり、無理やり今でも儀式として行っているという理由で大砲がなっているわけではないのだが、この大砲がいまだに12時ぴったりに行っている理由は、尾ひれがたくさんついて、いろいろな理由が付けられて伝説になっているのは確かである。本当の理由は、市内にある教会の時計の時間を合わせるために正午の時に知らせる時報の役目として鳴らしているというものだ

ロトルシュチャク塔
Open : 10:00am - 20:00
Holiday : なし
Fare : 10HRK

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