2011/05/15

プロチェ門(ドブロブニク)

旧市街の東側にあるプロチェ門(Varata od Ploca)のほうは本当に人気がない。ドブロブニクにやってくる観光客の大半は西側のピレ門から入ってくるからであり、大きなバスターミナルものピレ門のほうにはあるかだろう。プロチェ門の前はバスが止まる様な広いスペースはないので、旧市街の東側に泊まっている人たちが旧市街に遊びに来るときに使っている通用門ということだから、必然的に人が少ないように見えるのかもしれない。だから、人ごみ激しいピレ門ではなく、プロチェ門から出入りすることにより、人嫌いのひとはこちらを使うのがいいだろう。
プロチェ門のほうは人が少ないからと言って、何もないからつまらないというわけじゃない。確かにピレ門に比べると簡素な感じがするのだが、門を出て、門と道路をつなぐ橋を渡ると、そのあとに見晴台が見えてくる。この見晴台からの景色は絶対見るべきだ。というのも、ここから旧港の景色が丸見えだからである。天気がいいときにはこの景色がとても素晴らしいし、日本の海岸みたいに見晴台には松が植わっているので、景色はヨーロッパなのになぜか日本的な雰囲気を感じてしまうところもまた不可思議だ。おまけに、この見晴台には大砲の跡も残っている。旧港を襲ってきた敵を別のほうから襲撃するためにあったものだろう。

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