スルジ山に馬鹿みたいに歩いて上ってみようと思ってみた。しかし、詳細の地図というのは手元にはない。だから、歩いて登るといっても、地球の歩き方程度の良くわかんないような地図しかない。もちろん山頂までは、ロープウェイを使ったり、タクシーを使ったりして登るのも良いだろうが、そんなのは山登りとは言えない。とりあえず、ロープウェイ乗り場まで行って、ロープウェイの係員が絶対いるだろうから、そこで「どうやっていけばいいのぉ?」と聞けば良いやということを考えた。
ロープウェイ乗り場までやってきたときに、バス停とその道路の向こう側に、しょぼいお土産屋兼ツーリストインフォメーションがあることを発見。そこでそのツーリストインフォメーションのところに行って「歩いて登りたいんですけど、どうやっていけばいいですかー?」と聞いてみた。カウンターにいた係員は2人いたのだが、その2人とも「歩くの?本当に?大変だよー。」と驚いていた。でも、ガイドを見ると「足の悪い母親でもゆっくり登って40分くらいでいけました」というのが書いてあったので、本当にそんなに大変かなーと半分疑う。さらに「登り口に行くまでの道はちょっと面倒くさくて、ここからまず道沿いにちょっと下ったところに山側にいく登り道があるから、それでひたすらハイウェイのあるところまで登る。登ったら左に曲がって・・・」というようなことをとうとうと述べ始めた。ふむふむと聞いていたのだが、最初のうちは覚えられるだろうと思ったが、だんだん複雑になってきて、記憶力が鶏なみなので覚えられなくなってきた。まぁ、途中から何とかなるだろうとおもいつつ、まずは言われたとおりに、目の前の道をちょっと下って歩いていくことにしてみた。
行きかたとしてはこういう手段である。ちなみに、ロープウェイ乗り場の入口からみたときのことで記載する。
・ロープウェイの乗り場の前の通りを下る方向に100mくらい行く。
・右の山側に曲がって歩ける道が出てくるので、その道をひたすら道沿いに歩いていく。・人の家に行くのではないか?というのも気にせず、ひたすら道沿いに歩いていく。
・しばらく登っていくと、空港にドブロブニクを結ぶハイウェイの道に出くわす。ここではかなりのスピードで車が走っているので車には要注意。
・ハイウェイに出くわしたら、ハイウェイを左の方向に行ってみる。
・すぐに二股に分かれるような場所にでてくるので、左側に行く。右側にいくと、そのままドブロブニクの旧市街のほうに下りてしまうのである。
・しばらく道沿いに歩いていくと、右へ緩いカーブになっているところにでてくるが、それでもひたすら道沿いを歩いていく。
・10分くらい歩くと、いきなり右側の山側に登山道みたいなのが出てくる。そこが登山道の入口である。
・登山道からは単なる砂利道なのでひたすら山頂を目指して歩いてこう。
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こうして、ようやく登山道までたどり着いたら、あとは蛇行した道であるので、だんだんドブロブニクの街の様子を見ることができるので、その光景を見ながら歩いていくのも良いだろうが、天気がいいときの登山ほどつらいものはない。
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登山道の途中で十字架が立っている場所があったり、がけ崩れになっているところがあったりと、結構すんなりいく道ではない。が、登山をするひとにとっては、こういう道は「初心者向け」と思われているようで、全然苦じゃないみたいだ。山登りなんか大嫌いな自分にとっては、なんでこんな修行僧みたいなことをしてまで山頂にいかないといけないのかわからんと自問自答しながら登っていた。
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結局ロープウェイの入口から歩いて1時間したところで、山頂に到着。40分で到着なんて、どこのどいつが言ったんだ!?と思いながら、その大変さに疲れるだけだったと思いつつ、山頂にたどり着いた。
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さて、山頂の様子はどうなっているかというと、これがまた殺風景なところで、テレビ塔のアンテナと、クロアチア内戦時代の情報統制部があったところが爆破された跡が残っているだけのもの。そのほかは赤土と石ころが転がっている風景であり、決して緑があるわけじゃない。もちろん、山の別の峰のほうにいくと、牧草地帯になっているので、そこには遠めに牛が見えたりする。が、山頂付近はあまり標高が高くないのに木が生えていないのだ。これは寂しい。
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また山頂にはナポレオンが送ったとされている十字架が建てられている。そしてここからの眼下にはドブロブニクの町が見え、絶対誰もが写真を撮るだろうという風景が広がっている。ここでは天気がいいことだけを願って写真を撮ってもらいたい。
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何もないところに綺麗な建物が1つだけ建っているが、それがロープウェイの山頂駅である。山頂駅兼レストランになっており、山頂をちょっとだけ散策したあと、レストランでお茶を飲みながらドブロブニクの茶色の屋根の風景を見るというのは、大変楽しいことだろうと思う。
2 件のコメント:
・すぐに二股に分かれるような場所にでてくるので、左側に行く。右側にいくと、そのままドブロブニクの旧市街のほうに下りてしまうのである。
スルジ山登山の入口をせっかく分かりやすくおしえてくださっているのですが、右と左が逆ではないでしょうか。つぎのように直したいのですが、いかがでしょうか。
・すぐに二股に分かれるような場所にでてくるので、右側に行く。左側にいくと、そのままドブロブニクの旧市街のほうに下りてしまうのである。
ご指摘ありがとうございます。
今となっては記憶が曖昧なので、後で写真で再確認した上で、必要ならば修正します。
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