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ザグレブのホテルはいろいろあると思うのだが、ここは物価の安いザグレブだと、ちょっと贅沢をしてもいいかなと思って、どうしても泊まって見たかったのは、超一流ホテルとして名高い、リージェント・エスプラナーデ・ホテル(
Hotel Regent Esplanade)である。
このホテルはクロアチアのどのガイドブックにも載っているし、いまさら説明するに及ばないほどのものだとは思うが、ちょっとだけ記載したい。
ザグレブ中央駅の西側に荘厳な姿でだっているホテルであり、設立は1925年。オリエント急行がパリからイスタンブールまで走っていたときにザグレブを訪れる客、主にヨーロッパ貴族や著名人が滞在するホテルとして建てられたもので、当時はハプスブルグ家が収めていたオーストリア=ハンガリー二重帝国のあと、後にユーゴスラビア王国になるまでの間にできた「セルビア人・クロアチア人・スロベニア人王国(SHS王国)」の時に作られたものである。だから、国王がいる時代であるから、いまでも通用するような貴族が泊まっても見劣りがしないホテルとして開業できたのだと思う。
そんな昔からのホテルも年月が経って来るとくたびれてくるのは当然である。そこで2004年には全面的にリフォームを行い、現在の格調高いホテルにまた出来上がったというものである。
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入口を入るとこれがもう落ち着く雰囲気そのままで、こんなところに泊まっていいのかな?と戸惑ってしまうようなところだった。入口正面にコンシェルジェが座っており、その人がホテルのこと、ザグレブのことなら何でも聞いてねーというように鎮座している。チェックインとチェックアウトは、入口右側にあるところで行うのだが、いかにもこのホテルに自身を持っている人たちが集まっているという感じで、丁寧に応対してくれる。
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なぜかチェックインをした日は、ダイニングルームのところでファッションショーが行われていた。どこかのブランドのものかなーとおもっていたのだが、聞いたことも無いようなファッションショーで、ホテルの人に「何かイベントでもあるんですか?」と聞いたところ「ファッションショーです。出演してみます?」と意味不明なことを言われた。短足不細工の日本人がなんで出演しないといけないんじゃーと思ったのは言うまでも無い。
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案内された部屋は6階の部屋だった。部屋に入る前にエレベータ前のところにあるウェイティングロビーのところがまた豪華なインテリアが置かれていて、こんなのを使う人は誰が居るんだろう?とちょっと考えてしまった。
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部屋はすごい広いところで、部屋の中心にソファとテーブルがあり、部屋の右側にダブルベッドがある。そして、妙な形をした部屋で、漢字の凹みたいな形をしているため、右側の出っ張りのところがワーキングデスクになっていたりする。部屋の広さはサッカーでもできるんじゃないのか?というくらいの広さはあって、こんなに広いと何をしたらいいのかわからないくらいだ。
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細かい設備のことを言うと、クロアチアはまだまだ薄型テレビというのが存在しないところで、かつ、デジタル放送というのがまだやっているところではない。だから、旧型のブラウン管のテレビでしか観ることができない。これだけ立派なホテルなのであればテレビくらいもっと最先端のものを使えば良いのにとおもうのだが、ここは改良の余地があるところだろう。それから部屋の中は無線LANが利用することができる。ただし、部屋から一歩でも出るとそれは利用することができない。ヨーロッパのホテルだと、結構どんなところでも有料でLANを使うということが多いのだが、このホテルは無料で利用することができる。さらに部屋の内側に無線LANのアンテナがあるようなので、ホテルの外の人がホテルから漏れてくるだろうというアンテナを使おうとしても、分厚い石造りのホテルなので漏れがないようだ。
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浴室は浴槽とシャワールームが別々に存在しており、これは使いやすい。どちらも大きなものだったので、本当にのんびりできた。さらに洗面台は2つあるので、同時に使ってもなんの問題もなし。さらにアメニティはロクシタン。でも、やっぱりわからないのは歯ブラシが無いことだ。どうしてシャンプー・リンスはあっても歯ブラシは用意されていないだろうか?
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さて、このホテルで是非体験して欲しいのは朝食。朝食は1階のレストランで食べることができるのだが、この天井が高く、気品高い雰囲気のところで食べるのは、なんだか落ち着かない。高級ホテルは他にもたくさんあるのだろうが、ここまで落ち着かない朝食というのはなぜだろうか?バイキング形式なので、好きなものを取ってきて食べるのは普通だ。結構野菜類が豊富なので、肉ばっかりでお腹が疲れたなという人にとっても優しい朝食メニュだろうと思う。それと、パンの種類がかなり多い。それと特徴的なのは、テーブルにメニュが置いてあるのでそれを見て頼めばいい形式もあり、それは注文を受けてから料理を作るというホットミールのサービスである。これも普通の朝食料の中に含まれているので、朝からバカ食いしたい人にとっては、ここでほーとミールを全種類でも頼んでみるのも良いだろう。きっとホテルの人に馬鹿にされると思うが、それだけは気にしなければやれないこともない。もちろん、料理はテーブルまで運んできてくれるので嬉しい。ドブロブニクのヒルトンホテルもそうだったが、ここのホテルのコーヒーもいまいち美味くない。クロアチアはコーヒー文化圏だと思っていたのだが、どうやらそれは間違っていたようだ。別に記載したいのだが、実はクロアチアはお茶文化圏である。ちなみに朝食だけを取るだけなら、1人175HRKである。
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Hotel Regent Esplanade
URL :
http://www.regenthotels.com/zagreb-hotel-hr-10000/zagr1
Address : Mihanoviceva 1, 10000 Zagreb Croatia
Telephone: +385-(0)1-45 66 666
Fax: +385 1 45 66050
Email:Info.Zagreb@RezidorRegent.com
1 件のコメント:
とても魅力的な記事でした。
また遊びに来ます!!
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