ハンガリーはEUに加盟して久しいのだが、それでもまだ通貨だけはユーロに統一されていない。統一しようとする動きも無い。なので、ハンガリーに行く場合には現地通貨のフォリント(HUF)に両替をしなければならない。
日本でハンガリーフォリントに両替ができるかというと、実は出来る。成田空港などのところに最近よくみかけるトラベレックス(Travelex)という両替所であれば、あんまり知られて居ないような通貨への換金もできるのだが、これが非常にレートが悪い。渡航日に試しにトラベレックスで為替レートを聞いてみた。そうしたら、1HUF=0.45JPYだって。なんですか、そのめちゃくちゃ高い為替レートは。実際にそのときの銀行間レートで言うと、1HUF=0.35JPYだったことを考えると、どんだけ換金に手数料を取っているんだろうと本当に思う。このトラベレックス、アジアの各国の通貨へ換金する際にもレートが悪いのだが、唯一いいことがある。それはユーロへの換金の値段だけはなぜかいい。だいたいは現地で換金したほうがいいのだが、ユーロだけは現地よりもこのトラベレックスで換えたほうがいいというのは経験上ある。
今回はハンガリーフォリントをこんなクソ高いところで換金することは無いと思ったので、ハンガリーに到着してから換金することにしようとした。
ハンガリーに行くからと言って、わざわざ別の通貨に換えて持っていく必要は全く無い。良くありがちなのはユーロで持っていくというひともいるが、1回ユーロに換えて、そこで目減りして、そのあとハンガリーフォリントに換えることでまた目減りしたのでは、全く意味が無い。それなら日本円のままもって行ったほうが良いに決まっている。
じゃぁ、現地ハンガリーではどうなのかというのも調べてみた。
絶対レートがいいのは市中の銀行である。到着のときの空港にもいちおう両替所があったのだが、そこでのレートは10000JPY=27400HUF(2011/9/18)だったのだが、そのときに換えたお金がなくなったので、ホテルで換えるのか街の銀行で換えるのかと考えたときに、銀行に行って見ると、10000JPY=29000HUFにだった。1000HUFから2000HUFも違うと、結構実は違うと思う。空港も銀行もどちらも手数料は取られることは無い。しかし、問題は街中にある両替所だ。これはクセモノで、表の看板には銀行レートと同じくらいのレートを掲げていたりするのだが、手数料を取るので注意。実際に自分たちは毎回銀行でしか換金をしなかったので、どの程度手数料を取るのかはわからなかった。しかし、レートとしては手数料を除いても市中の両替所のほうが悪いと思う。できれば、毎日銀行間レートについてネットで調べてみるのが良いだろう。
もっと面白いのは、滞在中、ユーロの貨幣価値がめちゃくちゃ下がってしまい、その影響がハンガリーフォリントにも当然大きく反映されてしまい、銀行レートも毎日毎日数字が変わってくる。滞在中の見た最高値は、10000JPY=30500HUFだろう。いまはハンガリーフォリントはどのくらいのレートになっているんだろうか?
いずれにしろ、ハンガリーフォリントへ換金する際には、空港で移動するためだけの換金だけをして、あとは銀行で換金するのが良い。でも、土日にハンガリーに到着した場合には残念ながら空港で適当に換えるしかないだろうな。
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