ブダペストからの帰国の途の際に、フランクフルトで足止めを食らった関係で、乗り継ぎのシンガポールでもシンガポール航空からホテルの手配をしてもらったため、指定されたホテルで出発までは簡易的なのんびり生活ができた。チャンギ空港で、避難民のような生活をしなければならなかったというよりは全く有り難いところではあるのだが、シンガポール人中心にフライトが組まれているために、トランジット客はだいたいいろいろなホテルに分散して、それぞれの接続便に乗る事になった。
シンガポール航空から貰ったクーポン券を手にしてタクシーに乗り、ホテルに到着すると、すぐにベルボーイがなんかの端末を持ってタクシーに近づき、すかさずドライバーに、カウンターに行って料金を貰うようにと支持。乗客に対しては、カウンターに行ってチェックインをしてねーとこれまた支持。シンガポール航空から連絡が行っているみたいで、ホテル側もそれにあわせて準備をしていたのだろう。同じくらいの時間にホテルに到着する客は大抵はこういう不具合による緊急宿泊客だという認識なんだろうと思われる。
チェックインをしたあとに通された部屋は、意外に広い部屋だった。たぶんフランクフルトのシェラトンホテルよりも全然広い部屋だったと思われる。アメニティについてもすべて揃っていて、さすがアジアのホテルだと思ったし、窓からの風景だけ我慢すればかなり快適だと思われた。ただし、残念ながら部屋からのネット接続はこのときには出来ないようで、有料でロビーエリアでは使えるようだった。1つだけ優位点をあげるとすると、西洋式の広い浴槽なのだが、日本人には嬉しい深めの浴槽だったこと。普通に据わった状態でも、肩までお湯が入るようなくらいの深さだったのはいい。西洋式の浅い浴槽だと、お風呂に入った気にならないのがイヤだったのだが、ここはそういうことはない。部屋の施設としてはデスクとソファがある上に、テレビは薄型デジタル。これだけでフランクフルトのホテルよりランクが上だと思うのだが、ホテル自体はそれほどランクが上のような場所ではないということと、ロケーションがあまりよくない。どこにいくにもタクシーを使わないといけないような場所だし、カトン地域だけで遊んでいるのであれば特に問題ないだろうが、シンガポールにいてそうも行かないだろうというのが普通だと思われるので、少し不便だと思う。朝食は2階のフロアで取ることができるが、ここはなんとも不思議なホテルに思えた。というのも、ホテル全体はなんとなくアラブ系の雰囲気があるし、フロントもドアボーイもインド系のひとがいたのだが、ここレストランだけは別。レストランの装飾はなんとなくアラブ系なのだが、提供されている御飯はすべて中華系。レストランを切り盛りしている従業員も中華系の人だったのが面白い。中でも、ここのレストランに1人だけすごいカッコいい従業員の人がいて、モデルか?と一瞬思ってしまった。シンガポールでは珍しいくらいカッコいい人だったのが印象的。今回は緊急的にこのホテルに泊ることになったのだが、個別にこのホテルに数泊してみるというのもやってみてもいいかもしれない。ただし、どこにいくにもタクシーで移動しないといけないわけだから、多少不便だろうと思う。
Paramount Hotel Singapore
URL : http://www.ytchotels.com.sg/paramount/
Address : 25 Marine Parade, Singapore
Phone : (65) 6344 2200
Fax : (65) 6447 4131
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