2011/10/09

空港と市内間の交通(ブダペスト)

ブダペストの空港と市内間の移動は、いくつか方法がある。一番安いのは、バス+地下鉄だろう。だが、大きなトランクを持って乗換えをしなくちゃいけないほど面倒くさいものはない。とはいっても、単純にタクシーを使うほど金持ちであるわけじゃないので、あまりこれも使いたくない。しかし、ブダペストの空港にはありがたいことに、バスの相乗りではあるが、タクシーのように目的地の目の前まで連れて行ってくれるという手段が存在する。それがエアポートシャトルバス(Airportshuttle Bus)である。

エアポートシャトルバスに乗る場合には、事前にバスの乗車券を購入する必要がある。買う場所は2箇所。1箇所目は荷物受け取り場所のところであり、もう1つは荷物を受け取って表に出る寸前のところだ。今回自分たちは、荷物受け取り場所のところで乗車券を購入することにした。というのも、最初からこのエアポートシャトルバスに乗ることを計画していたのだが、いま荷物を受け取る場所でたまたま切符売り場を見つけたのはいいが、この先見つけられるのかどうか分からないから、ここで買っちゃえと勢いで買ったというのが正しい。

さて値段表を見ると、場所と片道/往復と人数によって、その値段がこなっているのだが、タクシーのようにいくらかかるのかわからないというのではなく、場所によって値段が事前に分かるというのは、現地の相場が分からず、変なタクシーのおっさんに捕まってぼったくられるという心配がないだけ嬉しいものだ。ちなみに、自分たちが今回泊まるケンピンスキーホテルがあるデアーク広場あたりまでは、2人で往復8500HUF。2人で往復でこの値段というのは安いと思うし、こちらはデカいトランク2個もあるんだから、これを自力でもっていかなくてもいいということを考えると楽勝だった。ただ、相乗りになるので、どういう人が乗ってくるのか分からないというものはある。相乗りという言い方をしたのだが、同じような方面の人たちを集めてから出発する。だから、人が集まるまでちょっと待つことがあるかもしれない。

さて、シャトルバスがどこから出るかというと、それはドライバーが呼びに来るので、そのドライバについていけばいい。しかし、実はそのシステムが最初わからないし、だいたいどっからシャトルバスに乗ればいいのかも分からないので、空港ターミナルの建物を出たり入ったりして、「どうなっているんだよー」と地団太踏んでしまった。ところが、荷物受け取り場所の外にあるシャトルバスのチケット購入場所のとなりに、実はシャトルバス乗車客の待合場所があるのだ。そこで待っていればいいだけである。そうすれば、kチケット購入時に「どこどこまで」と言っているわけだから、その行き先をアナウンスしてくれるドライバが呼びにくる。

空港からホテルまでは空港でチケットを購入したので、そのままホテルまで簡単にいくことができたのだが、チケットは往復分を買ったのであり、帰りはどうしたらいいのだろう?ということに疑問がわく。チケットを購入する際に、聞いておけばよかったのだが、そのときに言われたのは、乗車24時間前までにこの電話番号へ連絡して予約をいれてくださいねーと言うこと。その時には、あぁそうですかとしか思わなかったのだが、チケット購入時に空港へ戻る日も時間も分かっていたのだから、その時にチケット売り場のお姉さんに「いま予約できないの?」と言えばよかったということが心残りだ。

しかし、電話をするというのは、たぶん英語は通じると思うが、ハンガリーの言語マジャール語で話してくれなんて言われたら、もうなにも出来ない。それではダメだと思ったので、ホテルチェックイン後に、時間があったときにシャトルバスの公式サイトを覗いてみた。そうしたらネット予約が出来ると書いているではないか!じゃ、これでいいじゃんと予約サイトから、どこからどこに行くのか、そしていつ何時にピックアップして欲しいかというのを選択して入力する。そのときに、シャトルバスのチケットをすでに持っているのか、もっていなければ事前にカードで購入したいか?それともドライバから購入するかというのを選択することができる。うんうん、これは簡単だ・・・と進んでいったのだが、最後にオチがあった。予約時に電話番号を入力しなければならないのだが、その電話番号はハンガリーの電話番号のみが有効で、それ以外、たとえば日本から持っていった携帯電話の番号は入力不可。この時点で、だめだこりゃぁ、と思ってしまった。でも、よく考えたらホテルの電話番号でも書いておけばよかったのかなということに後から思う。

帰りのチケットを購入したのにも関わらず、帰りは地下鉄とバスで帰るなんていうのはもったいないことこの上ない。核なる上は、ホテルのコンシェルジェに言って、シャトルバスの予約をしてもらおうと思った。事前にホテルのコンシェルジェの働きっぷりを評価するサイトで確認していたところ、ケンピンスキーホテルのコンシェルジェは、ホテル専用の高いタクシーを紹介する傾向があるから、あんまりよろしくないなんていうのを見ていた。だから、エアポートシャトルバスの予約をしたいと言ったら、もしかして「もっと便利なものがある」とこの高いタクシーを紹介されるんじゃないのか?とちょっと思っていたのだが、それは無かった。コンシェルジェの人は、宿泊客からよく頼まれるのか、電話番号を暗記しているようで、電話をかけていつ何時に何名が乗るかということをすでに伝えてくれた。チケットはすでに持ってますーというと、おぉ、そうか!という顔をしていたので、事前に往復分を買う人はあんまり居ないのではないか?と、その時に思う。

空港からホテルに向かう行きには、あちこちの場所を通ったとはいえ、だいたい30分くらい掛かったので、帰りもそんなものかなーと思い6時にピックアップして貰うことにした。というのも、エアポートシャトルバスなので、きっと途中に同じように空港に向かうような人をどこかでピックアップするんだろうと思っていたからである。ところがあまりにも朝早い時間帯だったからかもしれないが、全く途中寄り道をすることなく空港に到着してしまった。いい具合の予想外である。帰りはだいたい20分くらいで到着。早朝なので車も渋滞することはないし。復路分のチケットはタクシードライバーに直接渡す。だから、往路のときに購入したタクシーチケットは、このときまでなくさないようにしなければならない。だいたいレシートみたいなぺらぺらした紙なので、財布の中に入れていただけではきっと、普通のレシートと間違って捨ててしまうかもしれないからだ。

絶対便利だから、ブダペストに到着した場合にはこのエアポートシャトルバスを利用するほうがいい。

Airport Shuttle Bus
URL : http://www.airportshuttle.hu/en

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