2011/10/09

シンガポール航空でミュンヘンへ

成田からの出発はいつもの通りに早めに行って、さっさとカバンだけは預けた形で楽になりたかった。だから、事前にチェックインもしておいたのだが、残念ながら事前チェックインができたのはシンガポール航空分だけ。乗り継ぎのルフトハンザ航空は、出発24時間前からしかできないというものだったので、出発当日のそれも早朝でもまだチェックインができない。だから、空港に行けば、シンガポール航空から通しで全部のチェックインができるものだと確信して空港に行ってみた。

カウンターに行ってみて、事前チェックインのシンガポール航空分はすんなり終わり、そのあと「最終地はミュンヘンですか?」と聞かれたので「いえブダペストです」と言うと、係員は新人だったみたいで「へ?」という顔をしながら、心では「あぁ、面倒くさい客が来ちゃったな」と思ったに違いない。ミュンヘンからのルフトハンザ航空のE-Ticketを提示したのだが、「チェックインができないんですよねぇ~」とのこと。でも荷物は通しでできるのは知っているので、荷物のチェックインは完了。以前、乗り継ぎでルフトハンザを使う場合でも、ルフトハンザのチェックインができたと思ったので、係員の人に「ルフトハンザも通しでできるんですよね?同じスターアライアンスだし」と聞いてみると、本当に面倒くさいと思っていたようで、何度かキーボードをチャカチャカと叩く。しかし、チェックイン処理ができない模様。たぶん出発24時間前の処理はできないようになっているんじゃないのだろうか?一般人がウェブからのアクセスと同じような権限しか空港にもルフトハンザは与えていないということなのかもしれない。最終的には係員の中でスーパーバイザーが出てきて、チャカチャカキーボードを叩いてみるが、それでもダメなので「ミュンヘンでルフトハンザの分は行ってください」と言われる始末。しかし、係員はキーボードで処理をしたり、電話でどこかに問い合わせをしながら、失礼にも乗客に対して「以前は通しでチェックインされたことがあるんですよね?」と聞いてきた。おまえは初めてシンガポール航空からルフトハンザ航空への乗り継ぎ客の処理をしたのか?と聞きたくなる。

結果としてはミュンヘンの空港でルフトハンザの乗り継ぎチケットの発券をしてもらうことになるのだが、シンガポール航空を担当する係員は、シンガポール航空で乗り継ぎをする客が利用する航空路線または航空会社が引き続きチェックインができるかどうかについてなぜ知らないのだろうか?やつらはバイトか?

出発ゲートに向かう人は、空港にひとがたくさん居たこともあるので、早めに出国審査を受けてゲートに早めに生きたいと思っている人が多かったようだ。その波に乗っても良かったのだが、出発寸前になってなんとなく咳がでるような風邪を引いてしまったみたいだったので、空港で葛根湯でも買おうかと薬局で模索。結局ゲートのところに早くから陣取ってポカーンとでもしていようかと思っていたのだが、空港内でうろうろ遊んでいたりしていたので、そんなにゲート前でのんびりしている時間はなかった。なにしろ、空港内にある両替屋のTRAVELIXでハンガリーフォリントに換金できるかどうかも聞いていたりしていたからである。もちろん換金はしないのだが、それは事前に知っていたレートよりめちゃくちゃ低かったからである。なにしろ、そこでのレートは1HUF=0.45JPYだったからである。現地に行けば、1HUF=0.35JPYなのに。

シンガポール航空が出発するゲートでちょっと待っていると、なぜか名前を呼ばれる。こんなところで名前を呼ばれるのはなかなか無いことだし、なにかあったかなーといろいろ頭を働かす。チェックイン時にルフトハンザ航空分もチェックインができましたーという連絡をもらえるのかとおもってカウンターに行ってみると、「危険物が入っているという報告を受けたので、このトランクの鍵を開けてください」と、飛行機の機体にすでに入っているはずのトランクが目の前にあって、係員がそれを囲んでいた。追加で係員は「鍵だけ開けていただき、それ以降はトランクに一切触れないでください」との忠告。なにか悪いことでもしたかな?と思っていたところ、係員が「トランクのなかにバッテリーがあることがわかりましたので、それを確認します」とのこと。どうやら、ノートPCの付属バッテリーを、本来トランクの中に格納する場合には、ノートPCに装着した状態で持ち運ばなければならないらしい。それを今回は行わず、ケーブルと一緒に入れていた袋に入れていたので、それが爆発物として検査場でひっかかったらしい。ノートPCに装着していないといけないという事実をそこで初めて知る。係員がバッテリーの確認をし、それをノートPCに装着して、トランクに戻すという作業をしたあと、再度トランクの鍵を閉める。それでおしまいなのだが、結局乗客が飛行機の中にどんどん入っていく間でも、自分のトランクはずっとそのゲートに置き去りにしていたので、一体いつになったら機体に詰め込まれるんだろうか?とだんだん不安になる。ブダペストまでは、荷物は問題なく運ばれたことは確認された。

シンガポール航空でミュンヘンまでの旅程の中で提供された御飯は下記の通り。

■成田→シンガポール■シンガポール→ミュンヘン(夜)■シンガポール→ミュンヘン(朝)
帰国便に関してのトラブルはもうヒドイもんだったので、これは後ほど違う形で記載したいと思う。行きのミュンヘンまでの飛行機については、成田からシンガポールまでは恙無く到着し、シンガポールからミュンヘンまでも何の問題も無く到着。ただ、毎回思うのはなんでシンガポールからヨーロッパへ行くときの深夜便に乗るときに、搭乗して1時間半後くらいに御飯のサービスが出てくるのだが、シンガポール時間でも夜中の1時か2時。もう寝かせてくれーというようなときなのに、ボリュームめちゃくちゃの御飯が出てくることに、最近嫌になってきた。たいていの人は、すでに夕御飯は食べているはず。飛行機で出てくるから夕御飯を抜いているバカな乗客は居ないと思う。シンガポール人が「飯食わせー」とうるさいから、とりあえず御飯を食べさせて満足させれば良いと思っているのか、ちょっと時間を考えて出してくれないかなーと思う。ただ、航空会社のひとによると、到着する場所の時間帯に合わせて御飯が提供されているようなので、シンガポールを出発するときには、ちょうどこれから夕御飯になるだろうという時間帯だからというのが理由とのこと。そう考えると、かなり時差がある場所にいくときには、航空会社によるブロイラー化してしまっていると毎回思ってしまうのだ。

最近のシンガポール航空の機材は、座席シートが綺麗になったし、なんといっても足元に、フットレスバーが邪魔になったり、個別ディスプレイ用のコンバータが座席の下に置かなくなったので、足を前のシートの下に入れることができるようになったのは嬉しい。本当は前に座席がないシートで、脚をでーんと伸ばして座りたいのだが、やっぱりそのシートは一番人気がある場所なので、なかなか取れない。金もないので、ビジネスシートなんか乗れないし、残念ながら長時間のフライトの時には、我慢するしかないのだが、これが結構最近は苦痛になってきた。そのうちエコノミー症候群になるのも時間の問題かもしれない。

おまけに今回、往路のシンガポールからミュンヘン行きの飛行機は、隣りに巨人のドイツ人が座ったことにより、腕の半分こちらにはみ出して座っているから、狭いのなんの。こういう巨人は、デブと同じように複数人分の座席シート料金を払うべきだと思う。邪魔だよ、全く。

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