2011/10/09

ケンピンスキー ホテル コルヴィナス ブダペスト

最初は西駅近くのラディソン系列のホテルにしようかと思っていたのだが、ブダペスト市内のどこかに行くにはあまり便が良さそうじゃないことが分かったので、前回と似たとおりの場所でホテルを捜してみることにした。折りしも、この頃は前代未聞の円高進行中のときなので、5つ星のホテルであっても、以前1ユーロが160円くらいだったときには、目の玉ぶっ飛ぶくらいの値段だったところでも、いまではお手軽価格として泊まることができるようになったので、5つ星くらいの中で思い切って調べることにした。そこで選んだのが今回のホテルであるケンピンスキー・ホテル・コルヴィナス・ブダペスト(Kempinski Hotel Corvinus Budapest)にした。デ・アーク広場からすぐなので、ブダペスト市内なら地下鉄やバスや路面電車で移動するならとても便利な場所だからである。

ホテルへのチェックイン時には、特に何の問題もなくチェックインがすんなりできる。部屋の案内はコンシェルジェとは別に部屋専用の女性の担当者が案内してくれた。部屋の中を一通り紹介してくれたあと、「なにかあったらこの番号にかけてください」と担当者の番号を教えてくれる。ところが、いまだにわからないのだが、この担当者、一体何をするためのひとなのかということ。というのも、エアポートシャトルバスの予約をしたり、ブダペストの地下鉄チケットでも買おうと思ったときに、そういう宿泊客のリクエストに何でも答えてくれる人なんだろうなと思っていたら、とんでもない。全部そういう仕事はコンシェルジェらしい。じゃ、あんたは一体何をする人なのだ?とツッコミを入れたくなる。できる秘書みたいな、高いハイヒールと真っ赤なスーツを着て、尖がったメガネフレームを掻けている茶髪の女性だったのだが、単なるお飾りだったのか?となんとなく思ってしまう。
さて、部屋の中だが、縦に長くベッドエリアも広いし、ソファエリアも同じくらいの広さがあるので、広々として利用ができ、とても便利な感じだ。ベッドは大きなダブルベッドサイズであり、寝心地抜群。ベッドの硬さもちょうどいいし、毛布もちょうどいい。ソファ部分においても、テレビの前にちょうど置かれているので、ここでテレビをのんびりみたりするのもいいし、本を読んでいるのも良し、好き勝手にすればいいというくらいのものだ。ソファもソファセットになっているので、使い勝手がとてもいい。部屋の設備であるが、まず部屋のなかでは無線LANが利用可能だ。部屋の中だけ利用可能。外では使えない。あと無線LANが使える場所はロビーフロアだ。ロビーに行くと無線LANを使ってなにやらやっているひとがたまにいたのに目に付いた。もしかしたら、無線LANだけを利用するためだけにここに来ているんだろうか?ちなみに値段は無料。有料制じゃないので、SSIDが分かれば誰も利用することは可能である。無線LANだけじゃなく、有線LANも部屋には敷設されているので、iPod touch やスマホじゃない人でも利用可能だ。

部屋のなかの設備として不思議なものがあった。テレビはいまどき薄型じゃないのか?というくらい昔ながらのブラウン管タイプのものであったため、すこし大きめ。しかし難点がある。このテレビ、登録されているケーブルテレビの番組以外はなにも観ることが出来ず、外部接続ができないようになっている。だから、持っているiPodを接続して、そこに入れていた映画でも観ようとおもっていたのだが、それは出来ない状態になってしまった。その代わり言えば、なぜかラジカセ機能が付いたステレオがテレビの隣りに付いていた。それも外部スピーカー付き。テレビ音声もそのスピーカー経由で音が出てくるので、実は音質が良く聞こえた。ただ、いまどきラジカセかよー!と思うのだが、それは仕方ない。外部の装置はこのラジカセ機能を有しているステレオ経由で接続することは可能。ただし、音声ファイルの再生だけはできるのだが、映像端子がないので、映画やビデオのようなものをipodに入れていてもそれは音声のみ楽しむことができるという情けないものになった。
浴室のほうに行ってみる。シャワールームと浴槽がバラバラになっているタイプだったので、これも使いやすい。夜はお風呂にのんびり入って、朝はシャワーで済ませるという機能別に利用可能だ。アメニティとしてシャワー・リンス等はあるのだが、なぜかあるはずのものが無い。それは歯ブラシ。前にクロアチアに行ったときにもそうだったのだが、なぜかヨーロッパのホテルには歯ブラシがない場合が多い。ヨーロッパ人は歯ブラシをしないのだろうか!?スリッパもいちおう用意されているのだが、これが小さい。なので、フロントに行って「大きいのをください」と頼みなおす。このホテル機能的には素晴らしいと思うのだが、1つだけ難点がある。それは朝食を食べるところのこと。このホテルは会議会場としてよく使われる場所のようなので、ビジネスでこのホテルに泊まっている人が結構多かったりする。そうなると、御飯時間でも遅い時間だったらそんなに人はいないのだが、適度な時間帯に朝食を食べに来たとすると、もうこれは戦争でも起こったかのように席取り合戦になってしまい、なかなか席につけない場合もある。いちおうレストランの入口で、何号室?何名?というのを聞く人がいるのだが、忙しい時間帯になってくると、この案内人さえもいなくなってしまうような状態になるため、結局勝手に中にずかずか入っていいのか、それとも待っていればいいのか分からない状態になるのだ。土日の場合はそれほどビジネス客が多いわけじゃないのだが、ひどいのは月曜日から水曜日くらいだろうと思う。早く出かけたいと思っている人はたぶんこういうビジネス客と一緒になってしまう時間帯になるとおもうので、それは避けたいところだ。朝食の種類としては結構ホットミールもコールドミールもあるし、パンの種類もフランスパンから菓子パンまでいろいろな種類があるのは良いことだ。もちろんここはアジアじゃないので、御飯関係のものは出てこない。その代わりに目玉焼きなどを作ってくれるシェフもいたりするので、作って欲しいものがあったらそれを伝えればいい。ホテルに入っているブティックとしては、ビジネスマン用のシャツを売っている店もあるので、ビジネス客はいいとおもう。観光客には全く意味が無い存在ではあるが。しかし、ちょっと面白いなーと思ったのは、ホテルの敷地内に葉巻専門店があることだ。どれだけこれを愛用している人がいるのかは不明だが、専門店があるというくらいなので、買いに来る人はそれなりに居るんだろう思う。Kempinski Hotel Corvinus Budapest
Address : Erzsebet ter 7-8, 1051, Budapest
Phone : +36 1 429 3777
URL : http://www.kempinski.com/en/budapest/Pages/Welcome.aspx

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