ブダペストの中央市場は絶対行くべき観光ポイントの1つである。あとは、ここに来れば、その日の食材から、ばら撒き土産まで何でも揃うこと請け合いなので、ぜひ行くべきだ。若干スーパーマーケットのほうが安い感じもするのだが、品揃えの種類としては中央市場のほうが断然多いし、量も多い。だから、スーパーで物を買う前に参考価格としてこの中央市場で品物の相場を仕入れておくことも良いだろう。
特に酒のツマミになるようなフォアグラやソーセージ類は、スーパーで売っている比でもない。やけくそ気味に店が軒を連ねているので、まずお目当ての肉類にはあたることができるはずだ。フォアグラでも、一番の名物鴨だけじゃなく、鶏やアヒルといったものまで種類が富んでいるし、ワインについてもそんなにプットニュスは大きくないが、5プットニュスくらいまでのトカイワインなら売られている。それも安い。中央市場がここに発達したのは、実は中央市場が存在する隣にドナウ川を伝って物流が入ってくる際の税関があった場所だからである。税関経由でハンガリー国内に物流が入ってきた際に、荷揚げとして物が陳列されたのが最初であるため、ここの中央市場が卸も兼ねているということでもある。関税の機能だけはすでに違うところに移ったあとは、単なる集合小売場になりさがったが、やはりハンガリー中で手に入るものであればなんでも手に入るという点では見劣りはしない。ハプスブルグ時代に作られた建物であるため、中の店は整然として並んでおり、かなり清潔である。おそらく、中国文化のように店だけ並べて、あとはウェットマーケットみたいに汚いものも売られているものも一緒になっていたようなところを、政府の肝いりで整頓したのだろうというのは想像できる。その整頓された店は今でも引き続いている。店のジャンルによって、この辺りなら肉コーナーというようになっていないところが、観光客としては難しいところだ。なにが難しいかというと、比較するべき同業の店が近所に無いため、価格を下げるための駆け引きができにくいところだろう。物は買わなくても、どんなものが売られているのだろう?と店内をウロウロするだけでも楽しいと思う。どうせなら、この市場内で何かを買って、二階にある1階が見えるカフェテリアのようなところでご飯を食べるというのも良いのではないだろうか?
中央市場(Nagy Vasarcsarnok)
Address : Vamhaz korut 1-3, Budapest 1093, Hungary
Open : 月曜日:6:00 - 17:00
火曜日 - 金曜日:6:00 - 18:00
土曜日:6:00 - 15:00
日曜、祝日:休業
0 件のコメント:
コメントを投稿